ハワイ島のチャーターならガイド歴24年、キラウエアを知り尽くした和田タイチョーにおまかせ!ハワイ島探検隊の「和田探検隊日誌」

和田タイチョーの日々を綴る和田探検隊日誌

2015年4月24日 (金)

2015年の仕事中に撮った写真Part2

みなさん、Aloha~!

日本は日照時間が短く、一部の野菜やフルーツの生育不良で、農家の方々は大変だというニュースを見かけました。自然と密接に関わるお仕事は、天候に左右されほんとうに大変ですね。

我々ネイチャーガイドも天気図や衛星画像とにらめっこしたり、風向や湿度、気温などから雲の高さを予測して、どの程度の標高まで行けば星が見えるかなどを考えながらツアーを行っています。

オフィスの中で仕事をしていると気づかない、日々の微妙な空気感の違いなどを感じながらの仕事は、私には合っているようです。

さて今年のツアー中に撮った写真をご紹介するPart2です。下手くそな写真でなかなかビッグアイランドの良さが伝わらないですが、そこはみなさんの想像力でカバーしてください。

ごく手前は晴天率が高く雨が少なく、草原になっていますが、マウナケア山腹は雲に覆われやすいため、ママネ&ナイオの森が広がります。マウナケアの上部で森がなくなるラインが有りますが、そこが森林限界です。森林限界から上は樹木は生えることができません。その上には写真ではわかりませんが、高山植物などが生える領域が有り、その上は植物限界を超えて、不毛の地となります。この時は冠雪も見られます。
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(写真はすべてクリックすると大きくなります)

もう一つの巨峰 マウナロアもマウナケアと35mしか変わらない高山です。マウナロアは記録が残る1843年以来172年で33回も噴火を繰り返しています。これは平均すると約5年毎に噴火する計算になります。実際には不定期で毎年噴火した時もあれば、今回のように31年も噴火しない時もあります。去年の夏から、以前の噴火と同じパターンの地震や傾斜計の異常などが起きています。この山肌に見られる溶岩流の跡が、この山がマウナケアとは違い、非常に活発な活火山であることを教えてくれます。
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見渡すかぎりの溶岩大地はキラウエアの比ではありません。この美しい楯状火山の裾野の長さから“Mauna Loa” 長い山という名がつきました。サウスポイント~カルデラ~ヒロまでの長さは何と120km!写真の場合、左の延長上にヒロ、右の延長上にワイコロアとなります。
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ヒロのベイフロントは度々津波の脅威にさらされてきました。そんな中で向きが良くて助かったのが現在残っている歴史のある町並みです。中でもこの写真のPalaceという映画館は1925年に建てられ、無声映画の上映をしていましたが、途中で音が出るように改装され、現在に至る歴史ある映画館。1925年といえば日本では大正14年で90歳の映画館です。モノクロにしてみました。
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ハワイ火山国立公園には、貴重なハワイ固有の生き物たちがたくさん暮らしています。ホノルルで見かける動植物は、残念ながらほとんどが人の手によって持ち込まれた外来種。ハイビスカスもプルメリアもココナツもバニアンツリーも、多くの人がハワイらしい植物として頭に浮かぶ植物は外来種なのです。ハイビスカスはハワイ固有種も有りますが、植物園や民家の庭では観ることができますが、野生のハワイ固有のハイビスカスを探すのは非常に困難です。ハワイ島ではまだまだ貴重な動植物を観ることができます。そんなハワイ島でも絶滅が心配されている貴重な植物があります。その一つがこのHawaiian Catchfly(ハワイムシトリナデシコ)です。ハワイ広しといえどもハワイ島でしか見ることができません。アメリカ連邦政府によって絶滅危惧種に指定されています。保全状況はG2ですので、全地球レベルでの保護で総個体数は1001個体~3000個体ということになります。
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火山の神ペレが住むというキラウエアカルデラ内のハレマウマウ火口周辺には、ペレの好物と言われるハワイ固有のオヘロが自生しています。その昔は人間が食べることを禁じられていた禁断の果実ですが、現在ではジャムなどの加工品も売っています。新芽は鮮やかな赤ですが、赤は自然界では警戒色でもあり、ポインセチアのように毒を持つ者もいます。赤い新芽は一部の草食動物は敬遠して食べないという事もあるので、生き抜くには有利かもしれません。もっともハワイ人が来る前のハワイは、草食獣はいませんでしたので、敵は主に虫たちですので、今ほど深刻な食害は無かったと思いますが。
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こちらはハワイ固有種のプキアヴェの小さな小さな花。オヘロと同じツツジ科ですが亜科違いです。非常に小さな葉と花で、特に花はよく探さないと見つかりません。老眼の和田タイチョーは肉眼では形がよくわかりませんが、ルーペで見ると非常に美しい花で驚きます。こんな小さな世界にも目を向けるのが、和田タイチョーのハワイ島探検隊ツアーの特徴です。オヘロとともにプキアヴェもネネちゃんの大事な餌となります。
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1969年のイーストリフトゾーンで起きた1.5kmにも及ぶ割れ目噴火で、チェーンオブクレーターズロードも寸断され、地熱地帯だった現在のマウナウルから540mの溶岩噴泉が上がり、1974年までの5年間に広大なオヒアの森が消失しました。その割れ目火口付近には、森の名残の溶岩樹がたくさん出来ました。実に様々な形をしていて、想像力を働かせて観察すると時間を忘れてしまいます。私はこの溶岩樹はお猿の横顔に見えます。奥にはマウナウルシールド火口から蒸気が出ています。
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この日の夜のハレマウマウのオーバールックベントの上空には、低い雲が覆いかぶさり、間接照明のように雲が光り、火口周辺を明るく照らしだしました。2008年3月以降噴煙を上げ続けるハレマウマウ。直径200mにもなる溶岩湖を覗いてみたいものです。
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同じ日のスチームベントです。ヘッドライトに照らし出された蒸気の奥には、ハレマウマウの赤い噴煙が見えます。昼間とは全く別の世界が夜のキラウエアには存在します。何が観たいか、何を感じたいかで場所と時間をアレンにできるのが、オーダーメイドのプライベートチャーターの最大の魅力です。どんな事でも相談してください。希望を叶えるために全力でツアーをアレンジします。
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今回は以上です。
またPart3をお楽しみに~!

Aloha~!

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2015年3月18日 (水)

2015年の仕事中に撮った写真Part1

みなさんAloha!

日本も春の訪れを告げるように、たくさんの春の花が咲き、気温も暖かい日も増えてきたようですね。梅の花の美しい写真をFaceBookなどで見かるようになり、遠くハワイで楽しんでいます。厳しい四季がある分、美しい自然のイベント多い日本です。

ハワイ島には日本の様な四季はありませんが、それでも季節ごとの自然のイベントはたくさんあります。雪化粧をするマウナロア、マウナケアの両山頂、冬の渡りでやってくるザトウクジラ、季節の花々と気をつければ季節も味わうことができます。

そんなハワイ島の2015年の冬から春までの、仕事中に撮った写真をアップしてみます。

お正月明けは強い風が吹きました。プナルウ黒砂海岸は体に砂がバチバチ飛んで来て痛いほどでした。空気はきれいでしたが、海はシケ模様。
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水源のコハラ山で降った雨で増水したケアヌイオマノ・ストリーム。普段は矢まで振った雨が湧水として湧き出し流れ、また水はけの良い玄武岩に浸み込み、海に行く前に枯れてしまう小川ですが、この日は海まで勢いよく流れていました。年に数えるほどの珍しいことです。
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ウィンターストームの影響で、いつもの事ですが折れやすいロブスタユーカリが電線を切断し、ワイメア~ホノカア周辺は停電となりました。いつも思うのですが、ユウカリとアルビジアは道路沿いから撤去すべきです。本当に危険な木です。
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ワイピオ渓谷のATVのツアーにお連れしたのですが、前日からのストームの影響でツアー催行されるか不安で、業者さんに電話しても留守電。連絡が付かずとりあえず現地に行ってみることに。ワイピオ周辺は携帯電話が通じないのですが、固定電話も停電でアウト。ATVのコースが倒木で走れずキャンセルになり、ワイピオシャトルは運行するとの事で、急遽ワイピオシャトルに変更して谷の中を楽しんできてもらういました。こういう日は臨機応変に対応するしかありません。空き時間に渓谷をルックアウトから展望しましたが、川の水が濁流だった為海はきれいに二色に分かれました。
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ワイメアのパーカーランチから雪化粧のマウナケアが顔を出しました。乾季には茶色い草原ですが、折からの雨で緑になりました。
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ハワイ島北東部の熱帯雨林地帯のアカカの滝州立公園から、マウナケアが見える日は少ないですが、この火は雪をかぶったマウナケアが良く見えました。この日はハマクアがリーワードになったため気鋭に晴れ上がりました。ハワイ島は風向きによっても天気が大きく変わります。
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2月の初旬のコナの町にある、ハワイ最古のキリスト教の教会モクアイカウナ教会。
1820年に開かれた教会で、今の建物が完成したのが1837年。それ以来コナのランドマークになっています。ちなみに私はここで結婚式をしました。
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早朝の聖地プウホヌア・オ・ホナウナウです。まだマウナロアの稜線から太陽が昇っていない時間で西の空はまだほんのり薄暗く、月がまだ存在感を残していました。ヤシもシルエット状態で、朝のパキッとした空気感に包まれています。
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ついに太陽がマウナロアから上がってきました。背の高いヤシはいち早く陽光を浴び温かさに包まれます。一日の始まりを感じさせる一瞬です。早起きは三文の徳と言いますが本当です。
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ハワイアンの王家と使える者たちが朝食を終え、Halau(カヌー小屋)からカヌーを漕ぎ出しそうな雰囲気。早朝はほかに観光客もいず、普段とはまた違った雰囲気で、想像力をかきたてられます。
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ポリネシア人が最初にハワイに上陸したといわれるサウスポイント。どこまでも青くマーケサスから約3500kmのた旅をした人々は、この地に立って何を思ったのだろう?そしてどんな風景だったのだろう?
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フラとウクレレの3人のお嬢さんたち。一見ウクレレ漫談が始まりそうですが、強い思いがあってハワイ島にやってきました。でも車内は爆笑の連発でしたが。
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プナルウ黒砂海岸ネタをも一つ。ここにはスイレンとホテイアオイが咲く池があります。その周りにはトロピカルアーモンドの木が生えていますが、この木は落葉時に紅葉します。常緑広葉樹ですから、日本の紅葉の様に一斉に赤くなって散っていくのではなく、緑の葉と紅葉が同居する紅葉です。大きめの葉は紅葉すると近くで観るととても美しいです。
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以上、1月~2月初旬の写真でした。

また、続編をアップします。
では、また Aloha~!

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2015年1月16日 (金)

マウナロア山星空観測ツアー

皆さんこんにちは。

今日は弊社ウエブページでもご紹介している“マウナロア星空観測ツアー”についてご紹介します。

星空観測ツアーといえばマウナケアが有名ですね。世界一の星空といわれているのが、マウナケア山頂付近の天文台が立ち並ぶエリア4200mです。

しかしマウナケア山頂は天文台の聖域です。世界最先端の研究、観測を行う最前線です。そこで民間のツアー会社がレーザーポインターを使って星空ツアーを行うわけには行きません。天文観測で最も有害なのは光です。天文の世界ではこうがいは公害ではなく光害といいます。山頂でサンセットを観た後、概ね標高2800m付近のオニズカビジターセンターに下山して、その付近での星空観測となります。中にはその日のよってサドルロードの1800mまで下りて星を観る場合もあります。

またマウナケアは、昔に認可を取った8社のみがお客様をお連れできる規則です。弊社のような新規参入の会社は認可を受ける事はできません。山頂の環境への配慮やハワイ原住民への配慮です。しかし、最近はレンタカー会社が認めていないにもかかわらず、大量のレンタカーが山頂やオニズカビジターセンターに押し寄せています。

ツアー会社には厳しい規制と入山料を課しています。しかもその値段は上がる一方で認可を受けた会社にとって大きな負担となっています。ところがなぜかレンタカーは野放し状態で入山料もありません。大量のレンタカーによって道路は激しく痛み、その整備費用をなぜかツアー会社から回収するという矛盾が生じています。

しかも天体観測のマナーを知らないレンタカーは、ハイビームで星を観ている人を照らし、懐中電灯を人に向けたりと星を観る環境を壊し始めています。

世界一の星空を守る為に、これらの事を真剣に変えて行かなくてはいけないと思います。マウナケアの認可を持った会社が中心になって改善の要求をしていくべきだと思います。
レンタカーの規制や料金の徴収、マナーの徹底などをレンジャーに責任を持ってやって欲しいものです。

さて、本題の弊社のツアーですが、そんなマウナケアの南西にそびえ立つ巨峰がマウナロアです。4170mの活火山で、海の下には13000mもの高さの巨体が隠れています。マウナロアが産声をあげた場所からナント17000m以上も溶岩を積み上げた世界一の火山です。

この山腹の標高2100m~3000m付近の雲の上に出た場所で星空を観ます。なだらかな稜線のマウナロアは障害にならず、空を広~く見渡すことができます。マウナロアはケアと違いなだらかな為、標高を上げるのに狭い道を長く走らなければいけません。そのためお時間も掛かり、手間も掛かる為ほぼ弊社の貸し切り状態です。

地面に寝転び空を見上げれば、視界に陸地はほぼ見えません。人間の視野は180~200度と言われています。この場所は東西方向はほぼ180度近く視界が広がりますので、まるでプラネタリウムのようです。(本当はプラネタリウムがが星空みたいなんですけどね)

ではどんな星空か?私が撮った写真で観てみましょう。

下の写真はおおいぬ座方向の冬の天の川です。夏と比べて非常に地味な冬の天の川ですが、たくさんの小さな星が集まっています。右上にはオリオン座の三ツ星と小三ツ星写っています。一番明るいのがシリウスです。下の地面はどこまでも続く溶岩地帯です。

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全ての写真はクリックすると大きくなります。ぜひ大きくしてみて下さい。

次の写真はそのオリオン座の三ツ星と小三ツ星付近で、小三ツ星の真ん中の天体がM42,M43のオリオン大星雲です。ガスの中で輝き始めたトラペジウムが照らし出しています。

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この場所は人工の明かりが一切ありませんので、星明りを堪能できます。
満天の星に照らされて道路や車、人が見えます。星明りだけで弊社の車タイチョー号1号のシエナを撮ってみました。ボディーにはたくさんの星が反射しています。

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弊社のマウナロア星空観測ツアーでは、Nikon社製の高視野高性能双眼鏡を各自にお配りし、天の川や星団を自由に眺めて頂きます。天体望遠鏡にてタイチョーがその夜毎におススメの天体をチョイスして観望して頂きます。また天文用高輝度グリーンレーザーにて夜空をプラネタリウムみたいに詳しくご案内いたします。次の写真はそのグリーンレーザーでオリオン大星雲を指し示した写真です。

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オリオン座がよくわからない方のために上の写真にオリオン座を書いてみましたので参考にして下さい。

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そのレーザーで社名を道路に書いてみました。

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今回の写真は冬なので天の川が寂しいですが、夏は異常に存在感の在る夏の天の川が空にかかるので、もっともっと迫力があります。

さすがのハワイ島も明るい月が空にいると、この様な満天の星は見えません。星を観るのは月例がとても重要です。弊社のマウナロア星空観測ツアーは月齢の悪い日には催行しません。本当に星がきれいに見える最高の条件の日にのみ催行いたします。

きちんとした専用ページを作りましたら、そちらでツアー催行日をお知らせする予定です。今はお手数ですがメールにてお問い合わせ下さい。

誰にも邪魔されない、人工の明かりが無いので星空の写真を撮りたい方にも最適です。貸切だからできることも多々あります。

ハワイ島で最高に美しい星が観られる弊社のマウナロア星空観測ツアー。ぜひご参加ください。タイチョーが契約農園から仕入れたグリーンビーンを、ローストしたコナコーヒーも現地でお飲み頂きます。日本では幻のコナコーヒーですが、その中でも最上級のエクストラファンシーです!

他の観光と組み込んだ時間チャーターやトワイライトキラウエア探検隊ツアーでの星空観測の場合は、コーヒーを適温でサーブできませんので、お飲み物のサービスはありませんのでご了承ください。

では、ご予約をお待ちしております。

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2013年10月22日 (火)

国立公園閉鎖中の探検隊ツアーいろいろ

久しぶりのブログ更新です。

実は更新をサボりすぎてログインの方法を忘れてしまい、ログインするのに苦労しました。

さて、皆様ご存知の通り、アメリカ議会のゴタゴタで予算が決まらず政府機関の閉鎖に伴い、国立公園も閉鎖に追い込まれました。前回の閉鎖時はホノルルでガイドをしていましたが、パールハーバーとパンチボール位でしたので、あまり大きな影響はありませんでしたが、ビッグアイランドは国立公園が4ヶ所もあるので影響は非常に大きかったです。

たまたまその時にお越し頂いた観光客の方達には、本当に申し訳ないことだと思います。ハワイ島の最も人気の場所がハワイ火山国立公園ですが、ハワイ島には他にも素晴らしい場所がいっぱいあります。アイナヌイは常日頃から、そんな日本人がまだあまり行っていないハワイ島の魅力的なスポットをご案内してきましたが、今回も穴場をいっぱいご案内してきました。その一部を写真でご報告します。

コナ・ケアホレ国際空港付近に流れた1801年のフエフエ溶岩流もなかなか迫力があります。フアラライリゾートやワイコロア、マウナラニ方面に宿を取った方たちは、空港を出て最初に目にする荒涼とした溶岩大地がそれです。溶岩洞窟もありなかなか楽しい場所です。
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標高2512mの活火山フアラライ。過去1000年間で200年~300年周期で3回噴火してきたフアラライ。時期的にはそろそろ来ても不思議はありませんが、まだ先と楽観視する人が多いです、私も含めて。
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マウナロアもバリバリの活火山。過去には2年~5年で噴火を繰り返してきた活発な火山です。この3回ほど間が空くようになっています。現在最もお休み期間が長く29年半以上お休みしています。休みと言っても噴火という事で、今日も地下では火山活動が起きています。低周波地震や火山性微動、マグマ溜りおよびSWリフトゾーン付近での地震もあり、着実にマグマ溜りに供給されています。

そんなマウナロアの裾野にはほとんど人の居ないブラックサンドビーチがあります。ハワイ島南西部のプナルウブラックサンドビーチではなく、カラパナでもなく西のサウスコハラにあります。車で直接は行けませんが、溶岩地帯をハイキングして行きます。アイナヌイではビーチハイキングもやりますよ~!シャワーもトイレも無いですが、独り占め間は贅沢です。
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フアラライが見えますが、ここはマウナロアの裾野になります。
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マウナロアの溶岩大地の広さはキラウエアの比ではありません。一回2週間~1ヶ月程度の噴火でキラウエアの3年分位の溶岩を吐き出すそのポテンシャルは恐ろしいです。いたるところにシンダーコーンやスパッターコーンが点在します。近そうでめちゃ遠いうえに高山のため酸欠で歩いていくのはハードですが、溶岩チャンネルなどは身近で観る事が可能です。
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赤く酸化したプウに青黒い溶岩が流れ込んだ跡です。
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火山以外も楽しい場所が目白押し。どこに行こうか悩んじゃいますね。でも欲張っちゃダメですよ。一度で攻略できるような島ではありませんので。何度も通う意外に無いのがハワイ島の魅力でもあります。我々ガイドが行きたい場所がいっぱいあるのですから、観光で10回やそこら来たぐらいでは到底極めることは不可能です。

ハワイ島は海も本当に素晴らしいですよ。透明度はハワイ諸島ナンバー1.おそらく世界でもナンバー1だと思います。スーパークリスタルな水に包まれて泳ぐのも最高に気持ちいいですよ。
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メチャ綺麗ですね。この日は泳ぎませんでしたが飛び込みたくなりました。
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ポリネシア人が最初にハワイを発見して上陸したと言われているのがサウスポイント。アメリカ合衆国最南端の地としても有名ですね。ここも抜けるような透明度です。
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夕方に行くと
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本当の最南端に歩いていきましょう!スマホは便利ですね。
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まだまだ楽しい場所はいっぱいありますので、ハワイ島を極めたい方はお気軽にご相談下さい。では、また更新します。
Aloha~!

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2012年5月18日 (金)

ワイピオ渓谷ハイキングツアー Part1

こんにちは。

先日、ワイピオ渓谷に歩いて下りるハイキングツアーを行いました。
今回のお客様は私のツアーに何度も参加していただいているリピーターの神谷さんご夫婦。私がネイチャースクールというツアー会社でガイドをしていた頃からのお客様です。

仲間と共同経営していたビッグアイランドクレスト時代にも来て頂きました。昼間に私のツアーでワイピオ渓谷を歩き、夕方からビッグアイランドクレストの宮崎氏のガイドで星空観測に行くというダブルヘッダーという事で、夕方宮ちゃんにバトンタッチという事になりました。

Texでランチをテイクアウトして一路ワイピオ渓谷ルックアウトに向かいます。この日は良いお天気で雨の心配も少なく最高のハイキング日和。

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このバレーに下りていきます。

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10:30AM ボトルウォーターを各自3本配りハイキング開始です。かなりの急斜面を歩くので、靴はハイキングに適した物が望ましいです。溶岩ハイキングほど悪路でもないので靴底が厚い必要はありません。むしろ軽めの靴がベストです。登りでは足を急角度で上に踏み出さなくてはいけませんので、1gでも軽い方が有利です。下では川を渡るので、出来れば水に濡れてもOKな沢歩き用の靴が良いです。無ければ川越え用のサンダルなどを持っていきましょう。

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下りはかなりきつく、まっすぐ立っているだけでもひざ付近の筋肉をかなり使います。私は中学時代に膝を壊したため、負担をかけないように気を使って慎重に降りました。神谷さんたちは余裕で降りていきました。

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振り返ればこんな感じ。雪国ではあり得ない道です。まっすぐ立つだけでふくらはぎのストレッチになる程。下りるという事は上るんだよな~・・・帰りが思いやられます。

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でも、この景色が楽しめるのですから行く価値はありますね。展望台の景色とは微妙に違ってきます。

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歩き始めて15分。いよいよ私が勝手にコークスクリューと呼んでいるキツイS字カーブにやってきました。ここは車でも「お~!」と思います。4WDのトランスファーギヤをLowに入れ、トランスミッションもLowか2NDに入れないと下りれません。私の膝のエンジンブレーキ?も限界です。時々後ろ向き、時々カニ歩きをしながら膝を守ります。

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立ち方が不自然ですよね。足首の角度が。常にブレーキをかけながら歩くので下りで足に負担をかけすぎないようにしましょう。

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眼下には湿原地帯が広がります。野生の馬もゆったりノビノビ暮らせそうです。生き物の調査とかしたら楽しそうですね。

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歩き始めて25分、ここまで下りてきました。川がゆったりと流れ、壁のような渓谷の崖に囲まれ、俗世間から隔離されたような、まさにSacred Place という感じです。

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開くことなく散っていくハイビスカス、タークスキャップ。日本語名はウナズキヒメフヨウ。以前この花にもぐりこんでいく蜂を見た事があります。ハイビスカスは受粉効率が悪そうです。多くの他の花は虫が蜜を吸いに来た時に、雄しべや雌しべが体に接触し受粉しやすいのですが、ハイビスカスは花柱が長く、花粉に触れなくても蜜を吸う事が出来ます。しかし、このタークスキャップは花柱に一度止まり、花をこじ開けていくので普通のハイビスカスよりも受粉の可能性が高いのではと思います。

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歩き始めて30分、ヒイラベの滝が見えてきました。落差442mの見事な滝です。アカカの滝が128m、日光華厳の滝が97mですから、なかなかすごい滝といえます。多くの日本のガイドブックなどでは落差390mとなっていますが、World Waterfall Database では442m、そのうち最大落差の一番下の段は366mとなっています。何段かに分かれてるので、どこから計るかによって違いが出るのでしょうか?データーベース上では世界144番目の落差です。ちなみに、隣のバレーのワイマヌバレーにあるワイヒラウの滝は落差792mで世界13位の落差です。行ってみたいです♪

ヒイラベの滝動画は こちら

動画を見たい方は上のリンクをクリックしてください。

まずは谷の奥に入っていきます。道路以外は私有地ですので、バレーの住民の迷惑にならないようマナー良く行動しましょう。許可無く植物を摘んだり、敷地内に入ったりしないようにしましょう。いたる所にNo Trespassing やKapu、Private Propertyの看板があります。看板を出しているという事は、迷惑をこうむっているという事だと思います。もちろんここはアメリカですので、勝手に入って怪我をして地主を訴えるなどという迷惑な人も来るので、看板を付けておかないといけないということもあると思いますが。

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一本目の川横断。といってもこの川幅(笑) 神谷さん、まだ靴履き替えなくてもOKです。メダカが泳いでいました。

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ハワイの植物はデカイですが、ポトスもこんなに育ちます。葉は最大で60cmを超えます。つるは握っても指が回らないほど太くなります。ハワイでもさすがに鉢植えはさすがにこんなに大きくなりません。

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メディニラ・マグニフィカが蕾をたわわに付けていました。小さな可愛い花が咲きますよ。こう見えてまさかのノボタン科。

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11:13 2本目の川に到着。ここで神谷さんご主人 靴履き替えです。奥様はウォーターシューズなのでそのまま。

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上流側の景色。ん~楽しそう!今度チビを連れて遊びに来よう!あ、もちろん歩きじゃなくて4WDのトラックで。

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きれいな水でしょ~♪ 水温は低めでハイキングで疲れた足を浸けるとひんやりして気持ちイイです。何と言ってもせせらぎの音は癒しですね。でも大雨の後などはとても渡れない時もありますので、雨天はもちろん、2~3日前まで悪天候だった場合などは注意が必要です。増水しているときは決して無理をせず、引き返す勇気を持ちましょう。全般的に夏が天気が安定しています。

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歩いていると野生の馬の親子が走って来ました。ここの野生馬(野良馬と言った方が正しいかな)たちは皆人懐っこく、とても可愛いです。

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おとなしいとはいえ馬ですから、蹴られないようにお尻側には回らないようにしましょう。

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お父さんも登場。子馬はおっぱいを飲み始めました。人間も含めて多くの哺乳類の赤ちゃんは頭が大きく体はずんぐりして足が短いですが、子馬は足が長く体もきゃしゃですよね。可愛いですね~

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3本目の川(大きな川では2番目)で郡道は終了。ここから私有地となりますので、基本的には地主の許可無く入る事はできません。どこまでOKでどこからNGなのかは実際には微妙ですが、この日は時間も限られていたので、奥の住民に許可を取って川を渡った見晴らしの良い場所まで行き引き返しました。

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以前この場所でお客様が奉納のフラを踊った事がありました。踊り始めると風が止み、踊り終える時に最後の決めのポーズをとった瞬間に、彼女達の手で作ったサークルに
雲の切れ間から太陽が現れました。そして踊りが終わると再び太陽は雲に隠れ、風が吹き始めました。ハワイアンたちはこれがここのmana だよと言っていました。ハワイ島はミラクルな事が度々起きます。その度にこの島の偉大さや懐の大きさに感心させられます。ハワイアンが聖地と崇めたこの島はやはり他のハワイ諸島とは何かが違います。

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マウンテンアップルが緑の実をつけていました。赤く色づくと食べ頃。ハワイの山には良く見られるフルーツですが、素朴な味でハイキング中に食べると結構なご馳走です。ちなみにリンゴとは無縁でフトモモ科ですので、オヒアやローズアップル、グアバなどと近縁です。リンゴはバラ科ですのでビワや梨と近縁です。花はオヒアやローズアップルのようなブラシ状の花が咲きます。鮮やかなピンクでとてもきれいですよ。

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小さなアボカドが落ちてました。ハワイはメチャメチャ種類が多くて、大きさ、色、形、味もみ~んな違うので、食べ比べもとても楽しいです。我が家では毎朝食べてます。家の庭によく植えてるので、時期によってはたくさんの方から頂き、何ヶ月も買わずにすむ事もあります。

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こちらはグアバの花。花弁が5枚ありますが、よく見れば雄しべの感じなどがやはりフトモモ科のほかの多くの花と共通点がありますね。グアバの葉はポリフェノールが豊富で、糖の吸収を抑えてくれるそうで、グアバ茶にして飲んだりしますね。我が家ではフルーツを使ってジャムやジュースを作ります。 あ、私じゃなくて妻が。

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谷を囲む断崖には滝も見られます。雨季の大雨の後には無数の滝が出現します。縦のシワのような模様は滝の跡です。

川渡りの動画は こちら
帰り道で先ほどの川を渡る動画を撮りました。ちょっとローアングルで。

12:13 海に行く道との分岐店に到着。ここから海に探検です。ここから先はまた後日Part2でお伝えします。お楽しみに。お伝えしたい事は山ほどあるのですが、スペースに限りがありますので今日はこの辺で。

Aloha~!

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2012年5月12日 (土)

キラウエアハイキング・プウフルフル&マウナウル探検隊

皆さんこんばんは。久々の更新です。

アイナヌイアドベンチャーズでは、キラウエアイキハイキングのツアーをやっていますが、キラウエアはまだまだ素晴らしいハイキングトレイルがいっぱいあります。

まだ公開はしていませんが、プウフルフルとマウナウルの大自然を満喫するハイキングツアーを始めています。ウェブページには公開予定ですが、もうしばらくお待ちください。料金はキラウエアイキハイキングと同じ4名様まで$720で、一名追加毎に$15プラスとなります。最大7名様までのグループでお申し込み可能です。興味のある方はお気軽に弊社ウェブページのサイドメニュー“お問い合わせ”からお問い合わせください。

今回は主にハイキングの部分について、過去に何度か行ったツアーの写真を交えご案内します。

チェーンオブクレーターズロードのマウナウル駐車場に車を停めハイキング開始です。この駐車場への道は、マウナウル噴火前のチェーンオブクレーターズロードで、駐車場から先の道路が1969~1974年に次々と溶岩に飲み込まれ消失しました。

今後も噴火の可能性の高いマウナウルからプウオオにかけてのイーストリフトゾーンは危険なため、現在のマウナウル駐車場への道との交差点から1969年溶岩流、キプカ・カハリイ、マウロア・オ・マウナウルを通る現在のチェーンオブクレーターズロードを作りました。

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地図に噴火で埋まる前のアロイ火口、アラエ火口、旧チェーンオブクレーターズロードを書き入れてみました。現在のチェーンオブクレーターズロードは安全な場所を迂回していることがわかりますね。
※全ての画像はクリックすると大きくなります


最初に1973年のパウアヒクレーターからプウフルフル付近への割れ目噴火で流れてきたパホエホエ溶岩の上を歩き始めます。

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森を焼いて出来た溶岩樹があちらこちらに見られます。

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キプカを抜けると目的のプウフルフルとマウナウルが遠くに見えてきます。左の木の生えた丘がプウフルフルで、右がマウナウルです。どちらも噴火によって出来た丘ですが、できるメカニズムは違います。(27mm相当で撮影)

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反対側を振り返ると、遥か遠くにハレマウマウの噴煙とマウナロアが見えます。その手前には広大なオヒアの森が広がります。(27mm相当で撮影)

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滑らかな溶岩の上を軽快に歩きます。同じパホエホエ溶岩でも、この辺りの溶岩は非常に歩きやすいのが特徴です。チューブ内の溶岩の圧力や、固まった表皮にかかる外力で大きく盛り上がったテュミュラスや大きなクラックなどもほとんど無く、小刻みのアップダウンもありません。この場所のパホエホエは短期間の噴火で火口から近いということが影響しているのかもしれません。

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表面が固まり中身が流れ去った空洞が地下にたくさんあります。部分的に圧力や熱収縮などによって陥没しています。

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歩き始めて30~40分でプウフルフルとナパウクレータートレイルの分岐点に着きます。ここからちょっと登りになります。プウフルフルとはハワイ語で毛深い丘という意味で、この丘だけ森が燃え残ったため、このような名になったようです。溶岩むき出しの世界から一気に豊かな森の中に入り込む感じは、ドアを開けて別な部屋に入る感覚で、これが自然の中という事を考えると不思議な感じです。

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山頂には陥没したクレーターがあり、そこは一面豊かな森になっていて、クレーターの生々しさはみじんもありません。黒い溶岩大地の中にここだけ豊かな森が・・・まるで1960年制作の映画ザ・ロストワールドのようです。大きな穴の中だけ恐竜が生き残っていたというストーリーでした。降りて探検してみたくなります。(27mm相当で撮影)

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火口内を覗き込むとオヒアやハプウ、ウルヘなどのネイティブプラントが生い茂っています。オヒアの気根が色鮮やかで、緑の森に素敵なアクセントになっていました。(200mm相当で撮影)

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北西を望めばハレマウマウから出る噴煙が見えます。(300mm相当で撮影)

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東を望めば遠くに現在噴火中のプウオオ噴火口が望めます。国立公園内からはこの場所付近からしかプウオオを見ることは出来ません。画面右手前からアラエ溶岩シールド、カネヌイオハモシールド火口、プウオオ噴火口です。カネヌイオハモからもまだ噴気が出ています。プウオオは大量の火山ガスを出し続けています。(80mm相当で撮影)

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アイナヌイのツアーは、広視野で明るく鮮明な像を結ぶ高性能双眼鏡をお貸ししますので、迫力の景色を楽しむことが出来ます。双眼鏡での見え方は、この写真よりも約30%拡大した感じになります。(300mm相当で撮影)

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南を望むとマウナウルシールド火口がどっしりと座っています。この山頂部はディープな陥没クレーターになっています。

シールド火口は、多くのハワイのシンダーコーン(日本ではスコリア丘)という火山砕屑物が降り積もり山を造るものとはでき方が違い、大量の溶岩が湧き水のように溢れ出して出来た山です。大雨の時にマンホールからドバドバとあふれ出す水のように、火口から大量の溶岩が溢れ出してできたと表現したらわかっていただけますでしょうか。シンダーコーンは細かいシンダーで出来ていますが、マウナウルはパホエホエ溶岩が何層にも重なって出来ています。シンダーコーンの斜面は安息角に落ち着きますが、ハワイのシールドはより傾斜がゆるいので見た目にも違いがわかると思います。

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山体内には無数のラバチューブも存在します。表面には大量の溶岩が流れ、表面が固まることが出来ずに水路の様な溶岩の流れた跡“溶岩チャンネル”が多く見られます。画面左側に川床のような溝がそれです。(225mm相当で撮影)

プウフルフルから下山し、今度はマウナウルに登ります。溶岩ハイキングにしては歩き易い方ですが、所々にチューブや軟弱な地面もあるので、溶岩の上を歩き慣れたガイドと行く事をお勧めします。知らないと危険な場所も多くあります。

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マウナウルの山頂からフィーダーチャンネンルを流れた溶岩がこの場所に溜まり、溶岩の池を作りました。周りには堤防のようなリッジがあります。

溶岩湖の跡をわたり終えるとそこに溶岩を供給したフィーダーチャンネルが山頂まで延びています。

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かつて大量の溶岩が流れた灼熱の川に思いを馳せて記念写真

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このフィーダーチャンネル沿いを登っていきます。標高差120mの緩やかな斜面を登ります。

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どこまでも広大な裾野が広がる、楯状火山キラウエア真の凄さを実感する光景。体積は富士山の13倍もある巨体を実感できます。

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一度固まった溶岩が再融解した跡など当時の灼熱の噴火の跡を解説しながらハイキングは続きます。

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溶岩チャンネルを過ぎると急に酸化した脆い地盤に変わります。ここからは地面を踏み抜かないようにルートを選んで登ります。和田タイチョーの歩いたルートを一列で歩きます。

山頂到着~!とりあえず足がすくみます。一同思わずどよめきます。ここでは冗談で脅かしたり、押したりしたら和田タイチョーに一喝されますのでご注意を(笑)
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では火口周辺の景色をお楽しみください。

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この写真と次の写真はクリックすると他の写真よりも大きくなっていますので、少しは臨場感があるかと思います。なかなか写真では本当の迫力は伝わりませんので、ぜひこのツアーに参加して頂きたいと思います。

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この写真の赤いサークルの中の小さな点は私の妻です。対象物があると大きさが実感できます。

動画でも撮りましたのでもし良ければこちらもご覧ください。
マウナウル火口 動画はこちら

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マウナウルから南を望むと、マウナウル噴火の溶岩流と燃え残りのキプカが見えます。画面中央を南北に走る溶岩チャンネルも確認できます。遠くにはチェーンオブクレーターズロードのマウロア・オ・マウナウル付近が見え、その奥にホレイパリの崖手前までが見えています。その奥は太平洋です。

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雄大な景色で記念撮影。

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少し東寄りに目を向けてもまだまだ溶岩大地が続きます。こちらにも別な溶岩チャンネルが長く伸びています。

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東にもまた溶岩チャンネルがあり、その先の右側にはアラエクレーターが埋め尽くされて出来たアラエ溶岩シールドが若干窪んで見えます。その奥にはイーストリフトゾーン最大のピットクレーター マカオプヒクレーターが見えます。その左にはカネヌイオハモシールド火口、その奥にはプウオオ噴火口が噴煙を上げています。

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地熱でポッカポカです。岩盤浴も楽しめます。こちら寝る派。

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こちら寄りかかり派。

これほどのミネラルいっぱいの広大な溶岩大地で岩盤浴は世界一贅沢かもしれませんね。私は長年職業病のバックペインと付き合ってきましたが、熱を持った溶岩の上に寝ると赤外線のせいでしょうか、金属のせいでしょうか、体の芯から温まりとても楽になります。効果の程は私は医師でも学者でもないのでわかりませんが、私にとっては効果を感じることができます。まぁ効果云々よりもとにかく気持ちがいいのでお勧めです。

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北西方向にはハレマウマウの噴煙とマウナロア

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北にはプウフルフルと広大なレインフォレストが。天気が良ければマウナケアも見えそうですね。

おにぎり弁当を食べたり、遊んだりして2時間30分~3時間のネイチャーハイキングになります。様々な地形や動植物など、自然をたっぷりご案内しながらの自然体感ハイキングですので、少々お時間がかかります。

ご興味のある方はWEBページの“お問い合わせ”からお問い合わせください。妻がWEBページを作っていますが、只今多忙でアップできるのが遅れそうなので、それまではご不便をお掛けしますがよろしくお願いいたします。

この他にも楽しいツアーをご用意しています。夏休みの親子で学べるコースもご紹介したいと思います。Aloha~!

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2012年3月15日 (木)

バードウォッチングツアー用デジスコセット

バードウォッチングツアーに使うために準備を進めている、デジスコがようやく使える状態になりました。デジスコってはじめて聞く方も多いと思いますので、簡単にご説明しますね。

そもそも野鳥の写真を撮る目的で普及してきた、写真の撮り方というかシステムの名前になります。鳥は小さくてなかなか近づく事もできないため、コンパクトデジカメで撮っても黒い点にしかなりません。デジタル一眼レフカメラのバツーカ砲のような超望遠レンズでようやく何とか写るという感じです。しかし、そのシステムは重く、何より数百万円という金額ですので、趣味でやるには高額すぎます。

そこで考えられたのがフィールドスコープという野外観察用望遠鏡の接眼レンズにコンパクトデジカメを取り付け、超望遠撮影をするというのがデジスコです。

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この写真のように、フィールドスコープにデジスコ用の接眼レンズを付け、それにカメラとスコープの接眼レンズを接続するカメラアダプターなどのパーツを使ってカメラを取り付けます。この時に光軸が合っていないとダメなので、それぞれカメラ専用のパーツが売られています。

とりあえず物が来るとすぐに箱を開ける性格なので夜でしたが組んでみました。いつも妻がニヤニヤしながら見ています。おそらくチビがプレゼントの箱を開ける時のような感じなので、チビと同じレベルだと思ってるんだと思います。この日は幸い妻はホノルルの姉の所に遊びに行っているので呆れられませんでした。

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こんな感じになります。

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水槽の中のイソギンチャクを撮ってみました。光軸がぴたりとあうので、手持ちで撮るのとは写りが違います。

テレビは拡大すると液晶テレビの3色の液晶ドットが写っていました。

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写真は全てクリックすると大きくなります。
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そして次の日、庭に出て鳥を試し撮りしてみました。私のフィールドスコープは大口径の82mmなので、ピントが浅くて非常にピント合わせがシビアでした。なかなか難しい。とりあえずYellow Billed Cardinal(キバシコウカンチョウ)がストーンウォールにやってきました。

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ガーデンスパイダーというクモを捕まえてきたようです。我が家の庭にも、向かいの牧場にも良くいるクモです。しかしなかなかシャープに写りません。

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呑んじゃいました。ずいぶんとまずそうなものを食べるんだね~

次はうちの家庭菜園の方にCommon Myna(カバイロハッカ)が来ました。我が家では九ちゃんと呼んでいます。

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日本のムクドリに似ていますが親戚の九官鳥の仲間です。ムクドリはムクドリ目、ムクドリ科ですが、こちらはムクドリ目、ハッカ科です。

次はNorthern Cardinal(ショウジョウコウカンチョウ)が来ました。

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こちらはいつも牧場の枯れた木の先に止まり、しばらくの間一生懸命鳴きます。毎日やってくる常連さんです。オスは綺麗ですね。

ショウジョウコウカンチョウの動画はこちら

鳴くときにこんなに背伸びするんですね。いつも一生懸命に鳴いているとは思ってましたが、動画で見るとすごいエネルギー使っているように見えます。

ショウジョウコウカンチョウのスローモーション動画はこちら

カメラの動画モードに400fpsと1200fpsのスローモーション機能が付いているので400fpsで撮ってみました。1秒間に400フレーム撮影して、30fpsで再生してスローモーションになります。

もうちょっとカメラにも慣れないといけないし、デジスコ撮影のテクニックも磨かないとお客様にうまく教えられないですね。

バードウォッチングツアーではこの機材をお貸しして、お客様には自分が見た世界を記録に残し、日本に持ち帰って頂く予定です。楽しいですよ、バードウォッチング!うちのチビも時々一緒にしますが、かなり気に入っているようです。皆さんも家族や友達同士でハワイ島に来て鳥観ませんか? 結構はまりますよ。 では、また。Aloha~!

和田タイチョー

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2012年2月 2日 (木)

Keauhou Store

皆さんお久しぶりです。(皆さんって言うほど読者はいないんですけどね)

1/10の記事の最後にちょこっと触れた、グリーンサンドビーチの“帰りに立ち寄った面白い所”についてご報告します。

コナコーヒーの産地の美味しいコーヒーが採れる標高400m付近を南北に走る180号線Mamaloha Hwyにあるとっても素敵なお店 “Keuhou Store”をご紹介します。
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残念な事に、長引く不況のせいか1/12にこの店が強盗の被害に遭いお金を奪われました。詰めの甘い犯人だったので、車から足がつき(白のジープラングラー、黄土色のハードトップ、フロントサイドにシール、フロントにウィンチ付き)1/20にめでたく御用となりました。1/5のカロコビジネスセンターの強盗もこの男で、2件の強盗、3件の暴力的脅迫、2件の盗み、一軒ずつの誘拐、暴行、器物破損、違法薬物等で起訴されるようです。保釈金は8万ドル。これらの罪が全て加算されると思います。

さて、話を戻してこの素敵なお店を写真と共にご紹介します。ここに行くきっかけは、お客様の丹野さんがキムラ・ラウハラ・ショップのおばあちゃんに、ぜひ行きなさいと勧められて行くことになりました。私は最近この店の前を通っていなかったので、新装開店したのは知らなかったので、こんなにきれいになったとはビックリでした。

日系一世のヨシスケ・ササキさんのは1900年に15歳でホノルルに移民としてやってきました。その後コナに移住しコナの大福寺の建築に携わり、1919年にケアウホウストアーをオープンしました。その頃の手作りのフロントラナイがオリジナルのまま今日に残っています。

1924年に息子のリキオさんが誕生し、後にこの店を継ぐ事になりました。モダンな自転車、レコードや電気製品、文房具、大工用品、宝石、写真関連、スポーツ用品など何でも揃うデパートのような超よろずやさんだったそうです。これが日本人の店のすごいところで、ハワイには多くこのような日系人の雑貨屋さんができて繁盛しました。決め細やかなサービスと、皆が求める商品をリサーチして仕入れるというスタイル。現代のコンビニの先駆け的なお店です。

その後リキオさんは結婚をしなかったため子供が無く、1995年にガソリンの給油ポンプを外し、店を開けるのは一日数時間となり、とうとう2009年にリキオさんはこの世を去りました。

唯一の身内はお兄さんでしたが、当時すでに88歳の高齢でホノルルに住んでしました。その家族も店を継ぐことはなく、とうとう売りに出したのです。

このFor Sale のサインを見たブラウンさんがこの店を残したいと考えきれいにレストアして開業にこぎつけました。ただ買い取って店にしたのではなく、当時のKeauhou Storeの貴重な品々を大切に展示しながら、当時の面影を残した素敵な素敵なお店に生まれ変わらせたのです。では、店の中を覗いてみましょう!

店に入るとレトロな自転車が目に飛び込んできます。商品と展示品がうまく調和し、タイムスリップしたような空間を演出しています。(写真は全てクリックすると大きくなります)
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もっと詳しく見てみましょう。

日系人のアイドル美空ひばりさんのレコード盤。
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レトロなゴルフのティーと懐中電灯のリプレイス用レンズ。今は使い捨ての時代。割れたレンズをなおそうなどという人は少なく、新しいフラッシュライトを買いますよね。やはり今の時代は物に対するありがたみが無いんですね。こういう物が売っていたという事を知れただけで収穫でした。
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めちゃ気になる灰皿。もしかして消してくれるの?
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セカイチョー運動靴!これ日本でもアンティークマニアの間で人気らしいです。日本のオークションでこの靴の宣伝用の看板を見たことがあります。
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調べたら

1919年 大阪ゴム底足袋株式会社設立。
1937年 世界長ゴム株式会社に社名変更
1964年 世界長株式会社に変更
2003年 会社更生法適用申請
2004年 オカモト化成品販売会社が吸収
2007年 オカモトのシューズ販売部門を世界長に統合
(参考資料ウィキペディア)

またまたレコード。なんと植木等!
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こちらは1935年発行の日本人移民50周年記念誌です。日本人の最初の農業移民は1868年(明治元年)ですが、多くの日本人がハワイに入ってきたのは官約移民がスタートした1885年(明治18年)からです。着物を着て移民船に乗り夢を抱いてやってきたのです。そして多くの場合騙され、ひどい労働条件の下必死に這い上がったのがハワイの日系一世たちです。そんな人たちが必死で始めたお店の一つがこのKeauhou Store です。
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この本の表紙をプリントしたTシャツを売っていました。思わず買いました。
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この人たちの歴史を風化させてはいけないと心から思います。いろいろな人に伝えていかないと!そんな日系移民の歴史に触れるツアーも頭の中で出来上がってきています。乞うご期待。

モダンなギフトも売ってますよ。お土産を買うこともできます。美味しそうなティーやコナコーヒー、マックナッツ、ジャム、ハニー、ピーベリーをチョコでカバーしたものなども売ってますよ。
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素敵なアンティーク看板もたくさん
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味噌樽でしょうか。ハワイの日系人が使ってたっぽいですね。
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コークも懐かしいボトルに入ってます(売り物ではありませんよ) ペプシ5セント!こういった店にあるアンティークは売り物ではありません。ブラウンさんも売るつもりはありません。これらはこの店にとってとても大切な物です。売って欲しいといってブラウン夫妻を困らせないようにしてくださいね。ここにあるから価値があるのですから。ここの品々は離れ離れに遠くに運ばれたらとっても悲しむと思います。ここにいたいと言っているようです。
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野菜やフルーツもレトロな箱に収まると絵になりますね。
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ストアー入り口もレトロだけどとても清潔感があります。
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最後に オフィスも保存してくれています。佐々木さん愛用のデスクやラジオ、タイプライターなど・・・パイオニア、本当に頑張った人の生きた証を前にジ~ンときました。本当にご苦労様でした。
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多くの日系人たちのストアーが日系2世のおじいちゃんやおばあちゃんによって細々と営まれています。最近ではHigashi Store が閉店してしまったようです。Komo Store も若い働き手はいないようです。彼らの頑張った証が一つ、また一つと消えていくのはとても寂しいです。でも、これも時代の流れ、仕方の無い事です。

そんな中でこの店はこんな素敵な形で残ってくれて(残してくれて)本当に幸運な店だと思います。我々ハワイ島に住む新しい日系一世は、明治から大変苦労した先輩達の生き様を風化させないように伝えていかなければいけないと思います。これからもツアーで日系人の歴史を日本の観光客に伝えていきたいと思います。

皆さんもぜひこういう歴史が詰まったストアーを訪れてください。20年後には多くのそういったストアーが無くなっているのではないでしょうか。残っても改築して今風の店になってしまうかもしれませんね。行くなら今です。後でと思っていたら突如無くなっているのです。このKeauhou Store はしばらく大丈夫そうです。 

店のWebページです。Keauhou Store Web Page

Aloha~!

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2012年1月10日 (火)

1/4/2012 グリーンサンドビーチハイキング

前回グリーンサンドビーチのツアーを報告しましたが、パーキングから車に乗って行きましたよね。今回は歩いて行って来ましたので、ハイキングの部分を中心に書きたいと思います。ちょっと風邪で寝込んでしまって報告が遅くなってしまいました。

この日も快晴で、強烈な日差しの下歩いてきました。歩き始めたのが11:13AMでした。このルートではイリマがたくさん咲いています。英語ではSidaといいますが、IlimaもSidaもオアフ島のタクシー会社の名前になっています。それもそのはず、この花はオアフ島の島花です、島のカラーは黄色。
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ハワイ島の島花はもちろんLehuaですね。島のカラーはレッド。日本の方には珍しい植物もいましたよ。ハワイ固有のアサガオの仲間で小さく可憐なPau O Hiiaka ヒイアカのスカートという意味で、ペレがヒイアカたちとビーチに行き、ペレがサーフィンに夢中になり、ヒイアカのことを忘れてしまい、ふと思い出したペレは慌ててヒイアカの元に戻りました。強い日差しに焼かれてしまったと思ったら、この花が影をつくりヒイアカを守ってくれたそうです。
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なんとも淡い色合いで、大きさも直径15mm程度でとっても可憐です。アサガオ同様合弁花で花びらは一体になっています。

ハイキングは海沿いの平地ですが、ほんのわずか行きが上り気味です。GPSによると標高差はわずか25mほどでした。幾度と無く車が走り削られたわだちには、グリーンサンドが風で飛ばされ降り積もっていました。このわだちはいったい何台の車が通ってここまで削られたのでしょう。
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わだちが深くなると新たなルートを車が走り、新しいわだちが次々と出来ていきます。まるで都会の縦横無尽に走る高速道路網のようなわだち。
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この幾つものわだちは全てグリーンサンドビーチと結ばれていますので、遠回りをしたとしても迷子になる事はありません。

どのルートにしますか?
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12:06 プウ マハナが間近に見えてきました。とにかくハイキング中はこれを目標に歩きます。最初は遠いのですが、ここまで来たらもう着いたも同然。テンション上がります。
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12:12 湾の南西の縁に着きました。この海の色を見たら疲れも吹き飛びます。
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マハナベイをバックにお客様の丹野ご夫妻の写真撮影。
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ビーチはこの日もたくさんの観光客が来てました。欧米人のバケーションシーズンはけっこう賑わっているようです。昔訪れたときは誰もいなくて貸し切り状態だったんですけどね。
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丹野さんは泳ぎたくなっちゃって水着を持ってこなかったことを少し後悔しているようでした。たしかにこの天気だと誘惑されますね。

誰かがビーチに砂でHonuを作っていました。大人のオスですね。メインのハワイ諸島ではではめったに見ないですね。大人になると北西ハワイ諸島に旅立ってしまうので。
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風が強いので、風がしのげる場所を探し湾の外に出る事にしました。崖の上の風が来ない場所でランチタイムです。
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今回はプナルウベーカリーのホットパストラミサンドイッチです。チーズとパストラミがよく合います。パンはスィートブレッドのバンズです。丹野さんの手に持っているのがそうなのですが、ごめんなさい、写真撮るの忘れました。

下を見るとダイパーをした子供が来てる・・・さすがアメリカ人、チビをどこにも連れてくる。夜の溶岩ハイクに赤ちゃんおぶってきたり、けっこう無茶します。おぶって来たのか、車で来たのか?
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みんな気持ちよさそうでしょ
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きれいなビーチに別れを告げて、帰路につきます。行きは風に向かって太陽を背に歩くので涼しかったですが、帰りは日差しをまともに受けるため、行きよりも暑く感じます。ハイクが終わると私はアルピニストのように、日焼けでサングラスの跡がくっきり残り、額、鼻、頬の皮が剥けました。毎日日焼けをしているのに・・・・久しぶりに皮が剥けました。恐るべし最南端の日差し!

今回もまたまた元祖グリーンサンドビーチよりもはるかにグリーンな砂の“とってもグリーンサンドビーチ”に寄りました。ここは岩場で、砂が打ち上げられているので泳げませんが、とにかく砂の色がメチャきれい。
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今回感じたのですが、砂の粒の大きさの違いと他の色の砂との割合が違うのだと思います。宝石で出来たビーチ。拡大するとこんな感じ。
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いやぁ~気持ちイイ~!上を向けば視界は全て空。横を見ればきれいな海とどこまでも広がる草原。でっかいなぁ~この島。
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帰りもいろいろと面白いものを発見。丹野さんいわく、碁石海岸みたいだ~
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わだちもまるで溶岩の柱状節理のような地形。柱状節理が頭に浮かぶのは火山好きの私ぐらいかもしれませんね。下のほうには水溜りが作ったのでしょうか、一定の高さに線が入り一種のバスタブリングでしょうか。
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えぐれた所は根が出てました。こんなに深く根を張ってるんですね。水を求めてすごいですね。みんな必死に生きてます。
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サウスポイント名物 風下に伸びる木。風上側は強風と乾燥により葉を落とし気味で、風下に葉を多く付け、幹も風下に向かって伸びます。植物は通常枝を上方に伸ばしますが、この木は枝までもが下に伸び、地を這うように風下に伸びています。上に伸ばした枝はほとんど葉を剥ぎ取られています。
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14:30 3時間15分のハイキングを終えサウスポイントに移動。

今は使われなくなった小さな灯台。この海側にハワイアンたちがカヌーの係留用に溶岩に穴を開けた物が残っています。この辺りがポリネシア人が最初にハワイを発見し上陸した地といわれています。
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そのちょっと東側に突き出た部分がKae Laという最南端があります。Kae Laは英語にするとPointです。先端とか岬という意味になりますね。波があるので本当の最先端までは行けませんでしたが、濡れない程度に先まで行ってみました。

iPhone のMap機能で自分の場所を確認しながら一番南へ移動。ブルーの点がGPSの場所です。
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コンパス機能で緯度経度を見てみます。
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こんな景色です。この方向にはもう南極大陸まで何も無いですね。若干西にずれて約1900km彼方には、温暖化で今にも沈みそうなキリバスがあります。南極もキリバスもCO2なんてほとんど出していないのに、本当に申し訳ない気持ちいっぱいです。この岬も沈んでしまうのでしょうか。
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今回は南を探検してとっても楽しかったです。やっぱりハワイ島はいいなぁ~! 今回一緒に楽しんだお客様は私のツアーに6回目の常連さん。ハワイ島をこよなく愛してくださり、いつもハワイ島のことを気にかけてくれています。先日私のツアーに10回以上という別の常連さんがハワイ島に来ました。またどこかにお連れする予定ですが、本当にハワイ島を愛してくれる人が増えてきて嬉しく思います。いつまでもこの島が楽園であり続けられるように、私も頑張ってハワイ島の類まれな自然や人の心の温かさを伝えていきたいと思います。

実はこの帰り道に、また面白い場所を見つけましたので、またご報告します。今日はとりあえずここまで。    つづく

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2012年1月 3日 (火)

グリーンサンドビーチに行ってきました。

12/29にグリーンサンドビーチハイキングのツアーに行ってきました。

82歳の元気なご婦人の切実なご希望でした。関わった全ての人が反対したのですが、行きたいというお気持ちが強く、行ける所まで行き、無理ならリタイヤという条件でお連れしました。

朝8時にヒルトンワイコロアを出発し、一路南にひた走り、グリーンウェルコーヒー農園に行き美味しいコーヒーを買い、カメレオンと戯れ、さらに南下。

プナルウベーカリーで昼食を食べ、サウスポイント目指して南下。グリーンサンドビーチのパーキングに到着しました。最近車上荒らしなどの噂を聞いていたので、チビを預けて妻が車の番をする為同行してもらいました。妻はハイキング中は好きな編み物をする予定。

準備を整え歩き始めました。ところがサウスポイント名物の強風が特別強く、ご婦人は飛ばされそうです。歩きを見てこれは途中で引き返すようだなと思っていたら、ロコのおじさんが「この人は無理だよ」とご婦人を指差しています。「私もそう思うよ」と答えると、$20/Paxで往復運ぶサービスをやってるけど乗るかい?と聞くのでお客様に聞いてみると、0.5秒後には「乗ります!」と答えていただき、私の分も含めて$60で乗せてもらうことになりました。

という事で、ハイキングはあっさりと中止となりかなり年期の入った四駆でゆっくりと進みます。車内では波の高さに大興奮で絶好調のお客さん。嬉しそうです。

12:30出発です。13:05グリーンサンドビーチに到着しました。正式名はPapakolea Beachといい、湾全体をMahana Bayともいうらしいです。丘はPuu Mahana。(写真は全てクリックすると大きくなります)
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ここから下のビーチまで降ります。ご婦人の手をとり慎重に降りていきます。82歳とは思えぬしっかりとした足取りでした。よく頑張りました。これがグリーンサンドビーチの砂です。
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これは日本ではカンラン呼ばれている緑色の鉱物でできています。英語ではオリーブ色なのでOlivine(オリビン)と呼ばれます。上部マントルに当たり前にある物質で、溶岩の中にカンランが含まれるという事は、マグマがマントル起源だという事になります。この大きく質の高いものをペリドットといい、8月の誕生石にもなっています。

カンラン石は珪素に酸素が4個結合した珪酸塩SiO4にマグネシウムMgと鉄Feが入った珪酸塩鉱物ですが、そのほかにも微量のニッケルも含まれているようです。ニッケルは地球のコアにたくさん存在する物質です。カンラン石は比重が3以上ありますので、珊瑚砂や黒砂と堆積パターンが違うのかなとも思うのですが、明後日またツアーで行くので調べてみようと思ってます。掘ったらカンラン石の割合が増えるか??

グリーンサンドビーチの砂が全てカンランならもっと鮮やかな緑になるのですが、黒砂や珊瑚砂なども含まれるのでこんな微妙な色になります。砂を近くで見るとこんな感じ
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グリーンサンドビーチはプウマハナというシンダーコーン(噴石でできた丘で噴火口の一つのタイプ)の一部が崩れ、海水が入り湾になったとされています。ここ噴火口ができたという事になります。Wikipediaにもそう書いてあります。マウナロアの噴火の規模からすると、ここに上昇してきたマグマが海水に触れたら相当なマグマ水蒸気爆発が起き、もっともっと大きな火口になるように思えてなりません。

むしろ溶岩が流れてきてチューブができ、そこに海水が入り込み二次爆発を起こしリトラルコーン(海沿いに流れた溶岩が海水と触れ水蒸気爆発を起こし、飛び散った溶岩が丘を作る)ができたという方が合点がいく気がします。私も過去に2度ほど大規模なオーシャンエントリーの水蒸気爆発を経験していますが、この湾はその時に見たリトラルコーンのデカイやつが崩れたという感じに見えました。どうなんでしょう?また宿題が増えてしまいました。いつもこうして調べれば調べるほど疑問が増え続け、宿題の山に埋もれていくのです。

子供達も楽しそう。
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ボディーサーフィンが大人気でした。波待ち中。
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壁面は吹き上げられた砂が落ちてきて、また吹き上げられての繰り返し。落ちる砂は風に舞い、ハワイ諸島の風の強い崖にできる逆さ滝のようでした。
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侵食で面白い地形になっています。ハワイ島のパホエホエ溶岩が幾枚も重なった見慣れた層ではなく、爆発による堆積層になっているようです。
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帰りに超グリーンサンドビーチに連れて行ってもらいました。これはマジでグリーンサンドです。上のパパコレアビーチの砂と色の違いをお確かめください。
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アップにするとカンラン石自体がかなり色が鮮やかな気がします。黒砂や白砂の量も少なくカンラン石の割合が多いようです。
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どうですか?色違いますよね。実際に見ると後者のビーチの砂が圧倒的に美しかったです。いずれのビーチも絶対に砂を持ち帰らないようにお願いします。一人が持ち帰る量は少量でも、みんなが持ち帰れば大変な量になります。自分だけならイイかなという事は、みんなが思う事なのです。自分だけだけではないのです。一人一人が自覚を持ち、後世に美しい自然を残し、子供や孫、その先までみんなが感動し喜べるように守りましょう。

最後にサウスポイントの美しい青をご覧ください。
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うかつにも風邪を引いてしまい、声が出なくなってしまいました。明日は常連さんのツアーだったのですが、明後日に延期していただきました。このお客様は、私のツアーに何度も参加してくださっているのですが、1/4にグリーンサンドビーチハイキングに行ってきます。早く完治しないと。では、Aloha~!

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