ハワイ島のチャーターならガイド歴24年、キラウエアを知り尽くした和田タイチョーにおまかせ!ハワイ島探検隊の「和田探検隊日誌」

和田タイチョーの日々を綴る和田探検隊日誌

2011年7月 1日 (金)

久しぶりのバードウォッチング

今日は新会社のツアーの下見もかねてバードウォッチングに行ってきました。ハワイ島の標高1700m付近からハイキング。3月まではツアーが立て込んでたり、体調を崩したりととても休日に余暇を楽しむ余裕がありませんでした。4月に退職し、その後は治療と休息のためツアーには出ずに失業状態で気ままに過ごしてきました。

その合間に新しい会社の設立をし、準備を整えている状態です。今は申請受理から3ヶ月は最低かかるといわれている営業するためのライセンス待ちです。

自然を中心に案内するのが得意なガイドなので、その辺に特化したツアーをメインにする予定です。その一つがバードウォッチングツアーです。趣味と実益というか自分がハワイ島で感動したこと、好きな物や好きなことを皆さんと共有できたら最高!という事で始める会社です。五感をフルに使ってハワイ島を感じて欲しいんです。見るだけの観光、行くだけの観光ではなく、体で感じて心に響かせて帰って欲しいです。

あれ?能書きがこんなに長くなってしまった・・・・

朝はちょっとオーバースリープしてしまい、30分遅れの6:30amにカイルアコナの自宅を出発。朝は眠いけど気持ちが良いですね。妻がいつの間にかおにぎりや飲み物を用意してくれていました。 なんて気が利く嫁でしょう。 感謝です。

8時過ぎに車を降りハイキングスタート。天気も良く1700mとは思えない暖かさ。上着を脱いでTシャツ、短パンでも汗がにじみました。アア溶岩地帯からオヒアの森に入ります。

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しばらく歩くとパホエホエ溶岩から草やオヘロ(ブルーベリーの親戚でハワイ固有種)やAkala(ハワイ固有のラズベリー)、オヒアの若木、プキアヴェなどが生えるオープンなエリアを歩きます。

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両側には溶岩流の被害を免れた燃え残った森、キプカがあります。キプカは周辺の生き物にとっては貴重な餌場や繁殖地となる森です。昔の噴火でなぜか火山の神ペレが焼かなかった場所です。

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コアやオヒアの森にはハワイ固有の鳥たちがたくさん生き延びています。下界では温暖なため蚊の進入によりウィルスが媒介され、免疫を持たないハワイの鳥達は狙い撃ちにあったように発病、そして死んでいきました。また他地域からの熱帯植物の進入、ハワイにいなかった哺乳類をはじめとする動物の侵入などで、ハワイの植物達は繁殖地を奪われていきました。生き残った鳥達も餌や繁殖地の減少、捕食にあったり、ライバルとの競争に負けたりして今も数を減らしているものが多いのが現状です。

標高の高いこの場所は蚊も暮らせませんし、熱帯雨林のツワモノも進入しづらいため、多くの固有の鳥や植物が残っています。しかし、温暖化の影響を最も受けやすいのが、高緯度地域と標高の高い高山地帯です。ハワイ島の山の上では、今確実に温暖化という大きなうねりが押し寄せています。

今まで蚊がいなかった場所に蚊を見るようになりました。このままでは彼らは滅んでしまうのでしょうか? 彼らも一生懸命戦っているようです。蚊のたくさんいる場所で、アパパネやエレパイオ、アマキヒなどがたくましく生きている例があります。ウィルスに打ち勝った強い固体がいるのです。しかし、多くの種はなお絶滅に瀕しています。人類のほんのちょっとのエネルギーの無駄遣いを全員が気をつけたら。電気やガソリンを全く使わないのは無理でも、必要のないものをカットすることは簡単ですね。そんな事を考えながら歩いてきました。だって、鳥達めちゃめちゃ可愛いんです!この子達がず~っと美しい声でさえずり、美しい彩を森に放ってくれることを心から祈ります。

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ハワイアマキヒの幼鳥です。美味しそうにベリーをついばんでいました。成鳥はグリーンになります。日本のメジロのような色合いになります。

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こちらはグレーのオマオとやっと赤くなってきたアパパネの若い鳥です。オマオは地味ですが声は絶品です。アパパネも歌自慢でたくさんの音色やメロディーを持っています。

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キプカの中は鳥達のさえずりで満たされ、耳から目から癒しの風がやさしく流れていきます。全身を流れていくというか降ってくるというか、それはそれは心地よい世界です。鳥の個体数は多いのですが、多くの鳥達は樹冠部を好むのでバードウォッチングにはあまり向きません。目で景色、耳でさえずりを楽しむのが良いと思います。鳥を見るのは森の境目や若木(背の低い木)の多い場所で張り込んだほうがチャンスがあるかもしれませんね。

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コアとオヒアの巨木が天にそびえています。比較的成長の遅い木なので樹齢はけっこう長いと思われます。

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森を抜けたらマウナケア4205mがそびえていて、このギャップもなかなかです。

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ハワイ固有のアマウというシダもたくましく溶岩に根を下ろしています。新芽が赤くとてもきれいです。

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5時間以上夢中になって遊んでいたら、ひざが痛くて痛くて・・・・歳はとりたくないものですね。たったあれだけ歩いただけでひざに来るとは。ツアーを今いろいろ考えています。貸切専門で少人数制で行う予定です。気の合う仲間やご家族で思う存分ハワイ島を体感して欲しいと思います。乞うご期待!

以上、和田タイチョーでした。Aloha~!

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