ハワイ島のチャーターならガイド歴24年、キラウエアを知り尽くした和田タイチョーにおまかせ!ハワイ島探検隊の「和田探検隊日誌」

和田タイチョーの日々を綴る和田探検隊日誌

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2015年4月24日 (金)

2015年の仕事中に撮った写真Part2

みなさん、Aloha~!

日本は日照時間が短く、一部の野菜やフルーツの生育不良で、農家の方々は大変だというニュースを見かけました。自然と密接に関わるお仕事は、天候に左右されほんとうに大変ですね。

我々ネイチャーガイドも天気図や衛星画像とにらめっこしたり、風向や湿度、気温などから雲の高さを予測して、どの程度の標高まで行けば星が見えるかなどを考えながらツアーを行っています。

オフィスの中で仕事をしていると気づかない、日々の微妙な空気感の違いなどを感じながらの仕事は、私には合っているようです。

さて今年のツアー中に撮った写真をご紹介するPart2です。下手くそな写真でなかなかビッグアイランドの良さが伝わらないですが、そこはみなさんの想像力でカバーしてください。

ごく手前は晴天率が高く雨が少なく、草原になっていますが、マウナケア山腹は雲に覆われやすいため、ママネ&ナイオの森が広がります。マウナケアの上部で森がなくなるラインが有りますが、そこが森林限界です。森林限界から上は樹木は生えることができません。その上には写真ではわかりませんが、高山植物などが生える領域が有り、その上は植物限界を超えて、不毛の地となります。この時は冠雪も見られます。
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(写真はすべてクリックすると大きくなります)

もう一つの巨峰 マウナロアもマウナケアと35mしか変わらない高山です。マウナロアは記録が残る1843年以来172年で33回も噴火を繰り返しています。これは平均すると約5年毎に噴火する計算になります。実際には不定期で毎年噴火した時もあれば、今回のように31年も噴火しない時もあります。去年の夏から、以前の噴火と同じパターンの地震や傾斜計の異常などが起きています。この山肌に見られる溶岩流の跡が、この山がマウナケアとは違い、非常に活発な活火山であることを教えてくれます。
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見渡すかぎりの溶岩大地はキラウエアの比ではありません。この美しい楯状火山の裾野の長さから“Mauna Loa” 長い山という名がつきました。サウスポイント~カルデラ~ヒロまでの長さは何と120km!写真の場合、左の延長上にヒロ、右の延長上にワイコロアとなります。
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ヒロのベイフロントは度々津波の脅威にさらされてきました。そんな中で向きが良くて助かったのが現在残っている歴史のある町並みです。中でもこの写真のPalaceという映画館は1925年に建てられ、無声映画の上映をしていましたが、途中で音が出るように改装され、現在に至る歴史ある映画館。1925年といえば日本では大正14年で90歳の映画館です。モノクロにしてみました。
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ハワイ火山国立公園には、貴重なハワイ固有の生き物たちがたくさん暮らしています。ホノルルで見かける動植物は、残念ながらほとんどが人の手によって持ち込まれた外来種。ハイビスカスもプルメリアもココナツもバニアンツリーも、多くの人がハワイらしい植物として頭に浮かぶ植物は外来種なのです。ハイビスカスはハワイ固有種も有りますが、植物園や民家の庭では観ることができますが、野生のハワイ固有のハイビスカスを探すのは非常に困難です。ハワイ島ではまだまだ貴重な動植物を観ることができます。そんなハワイ島でも絶滅が心配されている貴重な植物があります。その一つがこのHawaiian Catchfly(ハワイムシトリナデシコ)です。ハワイ広しといえどもハワイ島でしか見ることができません。アメリカ連邦政府によって絶滅危惧種に指定されています。保全状況はG2ですので、全地球レベルでの保護で総個体数は1001個体~3000個体ということになります。
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火山の神ペレが住むというキラウエアカルデラ内のハレマウマウ火口周辺には、ペレの好物と言われるハワイ固有のオヘロが自生しています。その昔は人間が食べることを禁じられていた禁断の果実ですが、現在ではジャムなどの加工品も売っています。新芽は鮮やかな赤ですが、赤は自然界では警戒色でもあり、ポインセチアのように毒を持つ者もいます。赤い新芽は一部の草食動物は敬遠して食べないという事もあるので、生き抜くには有利かもしれません。もっともハワイ人が来る前のハワイは、草食獣はいませんでしたので、敵は主に虫たちですので、今ほど深刻な食害は無かったと思いますが。
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こちらはハワイ固有種のプキアヴェの小さな小さな花。オヘロと同じツツジ科ですが亜科違いです。非常に小さな葉と花で、特に花はよく探さないと見つかりません。老眼の和田タイチョーは肉眼では形がよくわかりませんが、ルーペで見ると非常に美しい花で驚きます。こんな小さな世界にも目を向けるのが、和田タイチョーのハワイ島探検隊ツアーの特徴です。オヘロとともにプキアヴェもネネちゃんの大事な餌となります。
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1969年のイーストリフトゾーンで起きた1.5kmにも及ぶ割れ目噴火で、チェーンオブクレーターズロードも寸断され、地熱地帯だった現在のマウナウルから540mの溶岩噴泉が上がり、1974年までの5年間に広大なオヒアの森が消失しました。その割れ目火口付近には、森の名残の溶岩樹がたくさん出来ました。実に様々な形をしていて、想像力を働かせて観察すると時間を忘れてしまいます。私はこの溶岩樹はお猿の横顔に見えます。奥にはマウナウルシールド火口から蒸気が出ています。
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この日の夜のハレマウマウのオーバールックベントの上空には、低い雲が覆いかぶさり、間接照明のように雲が光り、火口周辺を明るく照らしだしました。2008年3月以降噴煙を上げ続けるハレマウマウ。直径200mにもなる溶岩湖を覗いてみたいものです。
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同じ日のスチームベントです。ヘッドライトに照らし出された蒸気の奥には、ハレマウマウの赤い噴煙が見えます。昼間とは全く別の世界が夜のキラウエアには存在します。何が観たいか、何を感じたいかで場所と時間をアレンにできるのが、オーダーメイドのプライベートチャーターの最大の魅力です。どんな事でも相談してください。希望を叶えるために全力でツアーをアレンジします。
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今回は以上です。
またPart3をお楽しみに~!

Aloha~!

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