ハワイ島のチャーターならガイド歴24年、キラウエアを知り尽くした和田タイチョーにおまかせ!ハワイ島探検隊の「和田探検隊日誌」

和田タイチョーの日々を綴る和田探検隊日誌

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2012年5月18日 (金)

ワイピオ渓谷ハイキングツアー Part1

こんにちは。

先日、ワイピオ渓谷に歩いて下りるハイキングツアーを行いました。
今回のお客様は私のツアーに何度も参加していただいているリピーターの神谷さんご夫婦。私がネイチャースクールというツアー会社でガイドをしていた頃からのお客様です。

仲間と共同経営していたビッグアイランドクレスト時代にも来て頂きました。昼間に私のツアーでワイピオ渓谷を歩き、夕方からビッグアイランドクレストの宮崎氏のガイドで星空観測に行くというダブルヘッダーという事で、夕方宮ちゃんにバトンタッチという事になりました。

Texでランチをテイクアウトして一路ワイピオ渓谷ルックアウトに向かいます。この日は良いお天気で雨の心配も少なく最高のハイキング日和。

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このバレーに下りていきます。

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10:30AM ボトルウォーターを各自3本配りハイキング開始です。かなりの急斜面を歩くので、靴はハイキングに適した物が望ましいです。溶岩ハイキングほど悪路でもないので靴底が厚い必要はありません。むしろ軽めの靴がベストです。登りでは足を急角度で上に踏み出さなくてはいけませんので、1gでも軽い方が有利です。下では川を渡るので、出来れば水に濡れてもOKな沢歩き用の靴が良いです。無ければ川越え用のサンダルなどを持っていきましょう。

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下りはかなりきつく、まっすぐ立っているだけでもひざ付近の筋肉をかなり使います。私は中学時代に膝を壊したため、負担をかけないように気を使って慎重に降りました。神谷さんたちは余裕で降りていきました。

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振り返ればこんな感じ。雪国ではあり得ない道です。まっすぐ立つだけでふくらはぎのストレッチになる程。下りるという事は上るんだよな~・・・帰りが思いやられます。

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でも、この景色が楽しめるのですから行く価値はありますね。展望台の景色とは微妙に違ってきます。

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歩き始めて15分。いよいよ私が勝手にコークスクリューと呼んでいるキツイS字カーブにやってきました。ここは車でも「お~!」と思います。4WDのトランスファーギヤをLowに入れ、トランスミッションもLowか2NDに入れないと下りれません。私の膝のエンジンブレーキ?も限界です。時々後ろ向き、時々カニ歩きをしながら膝を守ります。

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立ち方が不自然ですよね。足首の角度が。常にブレーキをかけながら歩くので下りで足に負担をかけすぎないようにしましょう。

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眼下には湿原地帯が広がります。野生の馬もゆったりノビノビ暮らせそうです。生き物の調査とかしたら楽しそうですね。

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歩き始めて25分、ここまで下りてきました。川がゆったりと流れ、壁のような渓谷の崖に囲まれ、俗世間から隔離されたような、まさにSacred Place という感じです。

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開くことなく散っていくハイビスカス、タークスキャップ。日本語名はウナズキヒメフヨウ。以前この花にもぐりこんでいく蜂を見た事があります。ハイビスカスは受粉効率が悪そうです。多くの他の花は虫が蜜を吸いに来た時に、雄しべや雌しべが体に接触し受粉しやすいのですが、ハイビスカスは花柱が長く、花粉に触れなくても蜜を吸う事が出来ます。しかし、このタークスキャップは花柱に一度止まり、花をこじ開けていくので普通のハイビスカスよりも受粉の可能性が高いのではと思います。

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歩き始めて30分、ヒイラベの滝が見えてきました。落差442mの見事な滝です。アカカの滝が128m、日光華厳の滝が97mですから、なかなかすごい滝といえます。多くの日本のガイドブックなどでは落差390mとなっていますが、World Waterfall Database では442m、そのうち最大落差の一番下の段は366mとなっています。何段かに分かれてるので、どこから計るかによって違いが出るのでしょうか?データーベース上では世界144番目の落差です。ちなみに、隣のバレーのワイマヌバレーにあるワイヒラウの滝は落差792mで世界13位の落差です。行ってみたいです♪

ヒイラベの滝動画は こちら

動画を見たい方は上のリンクをクリックしてください。

まずは谷の奥に入っていきます。道路以外は私有地ですので、バレーの住民の迷惑にならないようマナー良く行動しましょう。許可無く植物を摘んだり、敷地内に入ったりしないようにしましょう。いたる所にNo Trespassing やKapu、Private Propertyの看板があります。看板を出しているという事は、迷惑をこうむっているという事だと思います。もちろんここはアメリカですので、勝手に入って怪我をして地主を訴えるなどという迷惑な人も来るので、看板を付けておかないといけないということもあると思いますが。

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一本目の川横断。といってもこの川幅(笑) 神谷さん、まだ靴履き替えなくてもOKです。メダカが泳いでいました。

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ハワイの植物はデカイですが、ポトスもこんなに育ちます。葉は最大で60cmを超えます。つるは握っても指が回らないほど太くなります。ハワイでもさすがに鉢植えはさすがにこんなに大きくなりません。

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メディニラ・マグニフィカが蕾をたわわに付けていました。小さな可愛い花が咲きますよ。こう見えてまさかのノボタン科。

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11:13 2本目の川に到着。ここで神谷さんご主人 靴履き替えです。奥様はウォーターシューズなのでそのまま。

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上流側の景色。ん~楽しそう!今度チビを連れて遊びに来よう!あ、もちろん歩きじゃなくて4WDのトラックで。

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きれいな水でしょ~♪ 水温は低めでハイキングで疲れた足を浸けるとひんやりして気持ちイイです。何と言ってもせせらぎの音は癒しですね。でも大雨の後などはとても渡れない時もありますので、雨天はもちろん、2~3日前まで悪天候だった場合などは注意が必要です。増水しているときは決して無理をせず、引き返す勇気を持ちましょう。全般的に夏が天気が安定しています。

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歩いていると野生の馬の親子が走って来ました。ここの野生馬(野良馬と言った方が正しいかな)たちは皆人懐っこく、とても可愛いです。

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おとなしいとはいえ馬ですから、蹴られないようにお尻側には回らないようにしましょう。

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お父さんも登場。子馬はおっぱいを飲み始めました。人間も含めて多くの哺乳類の赤ちゃんは頭が大きく体はずんぐりして足が短いですが、子馬は足が長く体もきゃしゃですよね。可愛いですね~

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3本目の川(大きな川では2番目)で郡道は終了。ここから私有地となりますので、基本的には地主の許可無く入る事はできません。どこまでOKでどこからNGなのかは実際には微妙ですが、この日は時間も限られていたので、奥の住民に許可を取って川を渡った見晴らしの良い場所まで行き引き返しました。

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以前この場所でお客様が奉納のフラを踊った事がありました。踊り始めると風が止み、踊り終える時に最後の決めのポーズをとった瞬間に、彼女達の手で作ったサークルに
雲の切れ間から太陽が現れました。そして踊りが終わると再び太陽は雲に隠れ、風が吹き始めました。ハワイアンたちはこれがここのmana だよと言っていました。ハワイ島はミラクルな事が度々起きます。その度にこの島の偉大さや懐の大きさに感心させられます。ハワイアンが聖地と崇めたこの島はやはり他のハワイ諸島とは何かが違います。

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マウンテンアップルが緑の実をつけていました。赤く色づくと食べ頃。ハワイの山には良く見られるフルーツですが、素朴な味でハイキング中に食べると結構なご馳走です。ちなみにリンゴとは無縁でフトモモ科ですので、オヒアやローズアップル、グアバなどと近縁です。リンゴはバラ科ですのでビワや梨と近縁です。花はオヒアやローズアップルのようなブラシ状の花が咲きます。鮮やかなピンクでとてもきれいですよ。

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小さなアボカドが落ちてました。ハワイはメチャメチャ種類が多くて、大きさ、色、形、味もみ~んな違うので、食べ比べもとても楽しいです。我が家では毎朝食べてます。家の庭によく植えてるので、時期によってはたくさんの方から頂き、何ヶ月も買わずにすむ事もあります。

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こちらはグアバの花。花弁が5枚ありますが、よく見れば雄しべの感じなどがやはりフトモモ科のほかの多くの花と共通点がありますね。グアバの葉はポリフェノールが豊富で、糖の吸収を抑えてくれるそうで、グアバ茶にして飲んだりしますね。我が家ではフルーツを使ってジャムやジュースを作ります。 あ、私じゃなくて妻が。

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谷を囲む断崖には滝も見られます。雨季の大雨の後には無数の滝が出現します。縦のシワのような模様は滝の跡です。

川渡りの動画は こちら
帰り道で先ほどの川を渡る動画を撮りました。ちょっとローアングルで。

12:13 海に行く道との分岐店に到着。ここから海に探検です。ここから先はまた後日Part2でお伝えします。お楽しみに。お伝えしたい事は山ほどあるのですが、スペースに限りがありますので今日はこの辺で。

Aloha~!

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コメント

20日無事帰国しました。
当日は勿論現在に至るまで足は何ともありません!
ただ、登りのペース配分は大事ですね、あの息切れどうなるかと自分自身不安でした。
妻は筋肉痛になったと言っておりました。「何とも無いよ」と言うと「筋肉が無いからだ」と言い返してきます。1時間のウォーキングを続けている効果ですね!
次回は何処に案内してもらおうかな…。

投稿: kamiya | 2012年5月21日 (月) 13時17分

先日はツアーご参加ありがとうございます。
筋肉痛無しですか、それはすごいですね。私は予定通り翌日からバッチリ筋肉痛になりました。やはり毎日歩いている甲斐がありましたね。

ハイキングはペースがとても重要です。速くても遅くても疲れますので、私より速いペースで歩き始めた神谷様に「マイペースで無理しないように歩いてください」と何度かお伝えしましたのも、ペースを乱すとマラソンのように後半ガタガタになるからです。

この経験で神谷様はご自分の歩くべきペースをお分かり頂けたと思いますので、次回からのハイキングはもっと楽になりますよ。

また次回、神谷様の未体験のハワイ島をご案内いたします。Aloha~!

投稿: 和田タイチョー | 2012年5月21日 (月) 16時54分

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