ハワイ島のチャーターならガイド歴24年、キラウエアを知り尽くした和田タイチョーにおまかせ!ハワイ島探検隊の「和田探検隊日誌」

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2011年11月13日 (日)

1801年の溶岩流を火口まで登ってみました

皆さんこんばんは。

ハワイ島に来たことがある方は見たことがあると方が多いと思いますが、コナ空港からHWY11を北上するとすぐに真っ黒なパホエホエ溶岩地帯になります。この溶岩流は1801年のフアラライ火山の噴火で流れてきたものです。日本では享和元年、江戸幕府11代将軍 徳川家斉の時代です。

それ以来何度か地震が頻発し噴火するかも!と騒がれた事もありますが、結局現在まで噴火していません。しかし、必ず再び100%噴火する火山と言われています。フアラライが噴火した場合、山腹には多くの住宅や農園、海沿いにはコナの町や空港、フアラライリゾートなどもありますので、キラウエアより被害が出る要注意火山です。ちなみにタイチョーの家もフアラライ山麓です。

日頃からこのラバチューブどこまで続いているんだろ?とか火口はどうなっているのだろう?など非常に興味がありました。という事で行ってきました。

ハイウェイ脇に車を停め、バックパックを背負い、双眼鏡を肩に掛け12:25出発です。写真はクリックすると大きくなります。
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上の写真はハイウェイ沿いに口を開いた洞窟です。崩落が激しく、とても中に入る勇気はありません。上部を歩く時も気を付けなくてはいけません。下の写真のように上部はそこに溶岩洞窟があるとは思えない事が多いです。
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いたるところにスカイライト(洞窟の一部が崩落した穴)が点在します。
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下の写真を見ると天井が崩落してできたという事が良くわかりますね。
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下の写真はもはやスカイライト(天窓)というレベルではありません。もしかすると溶岩の川の表面中心部まで完全に固まらず、完全な溶岩洞窟になれずに川の両岸付近の天井が崩落したのかもしれません。
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固まった210年前のパホエホエ溶岩がこんなに酸化しているのは、おそらく固まった後に1000℃を超えるような高温に長時間さらされたためと思われます。
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スカイライトの下にはノニが生えていました。さすが生命力がありますね。ハワイ島ではノニジュースは一般家庭でも作る方も多いです。
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歩いていると小さな砂利のように見える白やグレイの粒粒が無数に落ちています。一見小石ですが実はヤギの糞が乾燥したものです。これがこの辺りに少しではありますが土を生み出しました。きっと分解しづらいセルロースなどの不溶性の物質を程よく分解しているので良いのかもしれませんね。
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これだけ糞があればいっぱい住んでいるという事ですね。ならばその分死んでいるという事。あちらこちらにヤギの白骨が落ちています。
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これがヤギの餌の一つです。アフリカ、中東、アジアと広範囲に生息します。アフリカのサバンナに多いC4植物ですから、この雨の少ない環境では本領発揮しますね。30分ほど上ると少しだけ雨が増えるようでハイウェイ脇より青々していました。
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もっとも、ここ最近空港から北の雨が少ない地域に頻繁にわか雨が降りましたから、そのせいもあるかもしれません。

約1km歩くと送電線の保守用のサービスロードがありました。
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1時間ほど歩くと大きな溶岩チャンネルが出てきました。1本ではなく、数本に枝分かれしているようです。ここを大量の溶岩が川となり流れたのです。写真ではわかりにくいですがけっこう大きいです。アア溶岩が固まっている上に両岸の天井が崩落していました。
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1時間半ぐらい歩いてくるとヤギがメチャメチャ多くなります。昼間から子作りに励む自由なカップルに出くわしました。近所では子供もたくさんいましたがおかまいなしです。双眼鏡越しに撮ったのでぶれてますが。
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14:13 噴火口がだいぶ近くなってきました。といってもまだ遠いですけど。
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一度固まった溶岩が最融解したもので、溶岩鍾乳と言います。やはりかなりの高温にさらされたんですね。
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一部残った天井にラバボールが乗り上げています。流れていた時を想像するとワクワクします。
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いやぁ~このハイキングかなり面白い。知識の無い案内人と来てしまったら、単調だと思ってしまい退屈なハイクになるかもしれませんが、なかなかキラウエアでも簡単に見られないものもあります。

歩き始めて約2時間半。コンパクトデジカメで火口がこの位に写る所まで来ました。ここから傾斜がきつくなります。最後の難関です。
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日本庭園にありそうな薄い橋のように残った天井。コントラストが無いので写真だとわかりにくいですね。
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その上でセルフタイマーでパチリ。ちょと痩せないと怖いかも。
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やっと噴火口のプウを上り火口底に下りました。これって割れ目噴火だったのか・・・
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上の写真はやはり大きさがわかりにくいと思いますが、見上げればこんな感じです。
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そしてついに火口の淵に到達。この写真は15:20でした。いやぁ~いつの間にか標高495mを指していました。今回のハイキングは標高差420mでした。
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ここに美味しそうな(ヤギにとって)草がけっこう生えていて、ヤギの糞がいっぱい!ハエが多いので休憩はプウを降りてからにします。でも眺めがいいです。

行きは写真を撮ったり、いろいろ観に行ったり、FaceBookなんかもしながらだったので時間かかりましたが、帰りは少し急がないと日没です。3時間かかりましたが、2時間位で戻れそうです。

休憩をとり、トレイルミックスを食べ、水とビタミンCたっぷり入った小さなボトルの飲み物を飲みました。いやぁ~溶岩の上を3時間歩くと疲れます。でも少し回復しました。

帰りにこんなの見つけました。
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スカイライトに溶岩が流れ込み、滝のように垂れながら固まったようです。自然って面白い。

車に帰り着いたのは17:25頃。5時間のハイキングでした。帰りは1時間半でした。それにしても溶岩を5時間歩くとかなり疲れます。家に帰りジェットバスとマッサージチェアーで元気になりましたが、このブログでどっと疲れ、元気消失です。明日は早いのでショートスリーパーの私ですが午後から昼寝します。あ~眠い。お休みなさい。Aloha~!

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